桂馬ンダについて気持ち悪い考察

昨日の日記では、桂馬ンダと普通のボーマンダどっちも強いよって書きました。
じゃあなんで今日はそれを肯定する人と否定する人がいるんだろねって話。


桂馬ンダがなんで強いかっていうと、選出の時に比較的初手出しさせられるポケモンであるからだと思います。
相手の6体にガブリアスがいる場合、自分としてはガブリアスを初手出しで殺せるポケモンを選出せざるを得ないです。(全てのガブリアスに後出しで絶対に勝てるポケモンはいないから)
例えば、自分の6体の中でガブリアスにタイマンで勝てるポケモンマニューラだったりした場合、初手にガブリアス来たら間違いなく壊滅するので自分はマニューラを選出せざるを得なくなります。
それがわかっている相手としては間違いなくマニューラを潰す初手を選択すると思います。
この時点で選出においてマニューラ側は明らかに不利な読みあいです。
はっきり言って読みというよりも、ガブリアス初手に来ないでくれー><と懇願しつつ博打を打つというのが正しいでしょうか。そして少しでも博打をミスるとガブリアスに2体殺されてどうにもならなくなっちゃった!になると思います。なんにせよ、見せ合いシングルで先に1体を失う事はうっかりでは済まされないです。
選出において大事な事は、あくまでどの6体が来てもある程度対策できることだと思います。
5体は来ても大丈夫だけど残りの1体が来たら壊滅するなぁ〜みたいな選出は理屈の上ではダメです。
対ヘラ能力とか死に出しについて書こうかと思ったけど省略で。
いずれにしても選出の幅が広がるというだけで強いです。

通常ボーマンダが強い理由について。
火力がとにかく高いからうまく出せれば相手の損害をかなり出す事ができます。
返り討ちにあう事も多い代わりに、うまく行けば意識の範囲外で大活躍できます。これをカタカナで言うとロマンっていう所でしょうか。
ただ、論理的な立ち回りよりも博打的な動きが必要になる事が多いです。


結局、桂馬ンダというのは、10割勝つのを目指した構築なのだと思います。
初手出しだけ見ても、どんな相手であっても絶対に勝つ!博打的な動きは一切しないで安全に楽に勝つ!という上から目線の考え。
それに加えて、相手のガブリアスの構成が分かるわけがない!ガブリアスを使う相手がヌルい何も考えない中途半端な立ち回りをしてくるわけがない!という真摯な構築なのだと思います。


通常ボーマンダは暴走した時にハンパないので、うまく行った時極めて気分がいいです。
相手のガブリアスを立ち回りで逆鱗誘発させてグロス出して潰してから、ボーマンダ出せば実に楽しいポケモンバトルになることでしょう。
構築で勝つというよりも、運と勘で勝つっていうカッコいい立ち回りが要求されるので、同レベルの相手と勝負したら勝率は5割に収束していきます。
自分で使って馬鹿っぽい立ち回りをしても、大活躍できる事もありますし、逆に何もしないで軽く死ぬ事もあります。
ただ刹那的な読みあいで一喜一憂する戦いというのもポケモンの魅力だと思います。


結論。
桂馬ンダと通常ボーマンダの違いは、論理的な構築を目指すのか、それとも、博打的な読み合いを楽しむのか、という点にあるわけです。
そしてどちらが使いやすいとかはなくて、桂馬ンダは繊細な立ち回りが必要で、通常ボーマンダは強気な立ち回りが必要なのだと思います。
どちらが正しいとかないので、自分が目指したい対戦にあった方を使いましょう。
そもそも普通のボーマンダっていう言葉自体おかしいんだけど。